秀建株式会社

デイサービス改修工事 (内装工事 福岡市⑤)

今回は二重床組と木工事についてお話しします。
天井、壁の下地組が終わった後は床工事に移ります。
床工事の種類はいくつもありますが、今回は二重床の乾式工法を採用しました。
木工事になる在来工法はコンクリートスラブ下地に根太を均等に並べ、その上に下地合板を取り付けた床下地で、床下空間が小さいため、床下配管が難しく、水平調整機能がないためくさび、パッキンによる調整が施工時に必要です。木材の痩せ、反りによる床きしみ音が発生しやすい工法です。

二重床(乾式二重床)は、コンクリートスラブなどの躯体の上に防振ゴムの付いた支持脚で床を浮かせる床システムです。
機能的な床下空間が生まれることで、配管、電気配線等の設置が容易にでき、フロアーのレイアウトや利用内容の変更に柔軟に対応できます。
また床全体で加重を受け止める構造。転倒の衝撃を大幅に緩和してくれます。

今回は浴室をユニットにすることで、二重床で納めることで計画、配線配管が床下スペースを利用することで壁をフカス必要を少なくしました。
問題点としては床を高くする為、介護する車椅子などの玄関からのアプローチを急勾配にしないよう、調整していくことでした。

床工事の着手前に給水管の漏水確認をしています。

二重床の工事状況写真です。

二重床の工事状況写真です。(レベル調整)

二重床の工事状況写真です。(構造用合板張り)

二重床の工事完了写真です。

建具枠と棚板補強材の取付写真です。

建具枠と棚板補強材の取付写真です。

ご覧頂きありがとうございました。

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