秀建株式会社

医療施設・病院のトイレ改修工事①~福岡県春日市

今回は医療施設のトイレ改修工事についてお話していきます。築30年程の建物で、便器の取替はされたようですがスペースに合わない大きな便器を選定していたので使い勝手が悪い状態でした。トイレを使い易くして多目的トイレも新設して欲しいとのご相談がありましたので、お客様とトイレの使用状況等や工事の目的意図について確認しながら、現地調査や実測、建物の図面の確認等を行っていきました。

着工前の写真です。

今回は約30年前の建物で、その当時の病院等の建物ではトイレの面積が十分に確保されていない事が多く使い勝手が悪い現状があります。しかもコンクリートの壁で遮音している為、コンクリート壁を壊して簡単にレイアウトを変更することも難しいです。今回の工事もコンクリート壁に囲まれていたので、限られたスペースの中で、必要な個数を確保し、利用者が快適に過ごすことが出来るようなレイアウトをお客様と相談を行い決定していきました。今回は平面図と展開図を載せています。

レイアウト図でお客様にプレゼンしながら決定したプランを平面詳細図として作成した図面です。

手摺り、リモコン、コンセント、鏡、パネル目地等の位置がわかりやすいように展開図で確認していきました。パネルの目地については、意匠を考慮し目地をあまり出さないようにロスが出ない割付を考えました。

利用者の動きを考慮した寸法と法令で守るべき寸法を把握して設計をしています。通常は設計事務所にお願いすることもありますが、弊社では計画、設計、施工まで一貫して行うことができます。多目的トイレについても、バリアフリー法に基づいて車椅子がスムーズに通ることができて、回転もきちんと行えるように計画しています。手摺り、ナースコール、転倒時のナースコール、洗浄ボタン等もJIS規格やメーカーの標準図に基づき実際の使い勝手を考慮してご提案しました。
次回は、工事の内容についてお話していきます。

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