介護福祉施設の外壁・防水改修工事⑥福岡県北九州市
今回はシーリング工事についてお話ししていきます。
外壁改修工事におけるシーリング工事とは、コンクリートの打継ぎ・誘発目地、サッシ周りや水切りの下端・異種取り合い部分等のシール打替等があります。シーリングを打替る事で建物の中に入る雨水の侵入を防ぎます。
ここでは、誘発目地のシーリングの打替についてお話ししていきます。
①工事前の写真です。
②既存のシーリング材を撤去していきます。
③既存のシーリング材を撤去した所を清掃していきます。
④プライマーを塗布していきます。
錆や埃がなく乾燥している事を確認し、シーリング材を目地に接着させる為にプライマーを塗布します。
⑤シーリング材を充填していきます。
コーキングガンと呼ばれる器具でシーリング材を目地に充填します。
⑥ヘラでならしていきます。
充填したシーリング材をヘラを使って圧着させます。密着性を高め、余分なシーリング材を除去し表面を綺麗に整えます。
⑦完了です。この後塗装をしていきます。
シーリング材の種類や製品は沢山あり、その中で場所や部位に合わせた選定をしていく事が重要です。シーリング材の適切な選定・作業を怠ると、シーリング材の劣化(ひび割れ・肉やせ・剥離等)が早まる可能性があります。シーリング材が劣化すると建物への雨水の侵入を許し、建物全体の劣化につながりかねません。場所や部位に合った適切な選定と作業、定期的なメンテナンスが建物を維持していく上で重要です。
次回は塗装工事についてお話ししていきます。