介護福祉施設の外壁・防水改修工事⑤福岡県北九州市
今回はひび割れの補修工事についてお話ししていきます。
ひび割れは比較的よく見られる現象ですが、施工時の問題や経年劣化等様々な原因が考えられます。
ヘアークラックと呼ばれる小さなひび割れは、直ぐに構造に影響を及ぼすことはありませんが、拡大していく可能性や見栄えの問題もありますので、注意して見ていくことが重要です。
ひび割れが大きくなってきた場合は、構造に影響を与える可能性があるため適切に補修する必要があります。
ひび割れの状況によって補修方法は様々ありますが、今回は0.3㎜以上のひび割れの補修方法(Uカットシール充填及びモルタル塗り)についてお話ししていきます。
補修方法は以下の通りです。
①ひび割れをUカットして刷毛で清掃している写真です。シーリング材が一定の量で均一に充填できるようにひび割れをU型に削っています。
②ひび割れ周辺をU型に削って溝を作った後プライマーを塗布していきます。プライマーの塗布は、この後に行うシーリング材充填作業時の接着効果を高める為に行います。
③シーリング材を充填します。雨水の侵入を防ぐ為に行います。
④充填したシーリング材をヘラで抑えます。ひび割れの奥までシーリング材を充填した後、余分なシーリング材を除去していきます。
⑤モルタルを充填し、既存の壁に対して凸凹にならないように平滑に仕上げます。
シーリング材だけで仕上げると、ミミズの様になり美観が良くありません。
⑥ひび割れ補修の完了です。
この後は塗装工事で既存の塗膜の模様に合わせた工事を行い、美観を整えていきます。
今回はコンクリートの建物のひび割れ補修についてご説明しましたが、住宅のモルタル下地のひび割れ補修も行っています。住宅においても、外壁塗装をする前にしっかりと補修をしておくことが、美観だけでなく建物の資産価値の維持に繋がります。
住宅の外壁塗装をお考えの場合は是非ご相談ください。